小宇宙の戸惑い・・「脳の中の人生」茂木健一郎
2006/10/31
![]() | 脳の中の人生 茂木 健一郎 (2005/12) 中央公論新社 この商品の詳細を見る |
”私”とはいったいこの脳の中でどう考えればいいのか。その解けない問いに対して、若干の外枠がイメージできる錯覚を覚える。
とはいえ、じっくり脳について分かってきた最新の情報を知りたい方には物足りません。週刊誌の連載コラムをまとめた本で、そのコラム自体一話完結型なので、仕方ありません。
著者も意識しているとおり、普段ふとした出来事や行動を脳の働きと結びつけて解説するという感じの内容です。例えば、「他人に注意することの喜び」、「愛が人のこころを癒す理由」、「なぜファンタジーに魅了されるのか」等です。一般人に対してより興味深く分かりやすく書かれているので、より脳について身近に感じます。
「分からないこと」が知的好奇心をかき立てるので楽もう とか あることを思い出せないことにも意味があると思えば余裕が出る とか脳科学から見ると ネガティブ要素をポジティブに捉えるヒントが結構あるようで、これは非常に為になります。
もしかすると、このように考えることが出来るようになることこそ、人間が脳の研究をするように好奇心を持たせている目的なのかも知れない。



























