本質をついているかも知れない。"かも"としたのは、後ほど明記します。内容は、地球温暖化の内容を中心に、ゴミ問題、食料問題など現時点で話題となっているものをとりあげ、「世の中こんな騒いでるけど、実は違うんじゃないの?」という問題提起。そもそもの本質(養老さんの言うところの理系の頭)から考えると、リーズナブルではなく何か間違っているという感じでしょうか。
環境問題は、政治的な道具として使われているというくだりは、本を読み進めていけば、自然と気が付くほど、洗脳(?)される。この本でいう「"CO2削減が良いこと"と洗脳されている国民」ほどではないかも知れないが。その時代時代で利用されてきた宗教みたいなものかな。
なるほど、確かに日本が既に省エネを頑張ってある程度までCO2排出を減らしているにもかかわらず、他の国と同じ基準で削減するのはおかしいし、そもそも多大な努力のわりにほとんど効果がない(らしい)というのだったら、まったくアホな話だ。
費用対効果、それも全体を見た(製造から輸送まで含めた全工程)場合の比較で、どっちが良いか決める必要があるというのは、この本で指摘されなくてもちょっと考えれば分る。バイオエタノールなんて石油使って食物育てて、再度わざわざ燃料にしてるようなものだ。でも国益だからアメリカはやる。太陽光発電だって、燃料電池だって、作ったり運んだりするのに使った燃料と使い始めてからの削減できる燃料とどっちがどうなのよ?ということ。
本題とは別のところで納得したことは、
・産業の発展や生産活動は、利用する燃料と比例する
・人類の発展は燃料の消費に依存。以前は木材→石炭→石油となっている。木材の時代が続いていれば、山に木が無くなり、ともすると石炭/石油がそれを防いだと(CO2も木にとっては光合成を活性化させるわけだし)
・そもそも温暖化って悪い面だけいって危機感あおいでるけど、経済活動や食物生産は温暖化の方が良いのでは?太古、温暖化で大型動物は絶滅しなく、その原因は寒冷化だったと。
なるほどな〜。
冒頭で、本質"かも"としたのは、実証データなどの比較がなく、ピンポイントな学者の発表やコメントを引用しているだけだから。特に池田さん。自分でデータが必要といってるわりには、その根拠が薄い。しかもそれなのにかなりの口調で、政府などを罵声してる。余り良い気分はしない。それは分ったからどうすればよのか。それも何か自分の言葉になってなく、上っ面のような気がする。だから何だよみたいに捉えられてしまうのではなかろうか。あくまで感想です。これも違うかも知れない。
それに比べて、養老さんはさすが。分らないことはそう言ってるし、かつ"自分はこう思う"とか"こう考えればよい"みたいな話口なので、妙に聞き入ってしまう。この方の思考は、気転が利いてるというか、庶民からするとすごく新鮮に感じる。あと
やられたーと思ったのは、最後に
「大勢でやる政治活動はやりたくない。(略)、ブツブツいうしかないのであす。新潮社もこんな本を出して、どういうつもりなんだろうなあ」
と。普通の感覚も分ってらっしゃる。やはりこの方、ただ者ではない。。
あとお二人がおっしゃっている、国益を考えればよりしたたかにという考えは分る。日本人は変な正義感みたいのがあり、自分が正義をつらぬけば周りも納得するみたいな。。それに比べてそんなの屁とも思わない諸外国。特にアメリカや中国。品格なんてあったもんじゃないと日本は考えるかもしれないが、実際得するのは誰? 正直者が損をするのかな。。だから"したたかに"か。
私は決して日本人が持っているのは、"変な"正義感とは思っていなし、したたかになることも必要だけど、ちょっと違和感は感じる。そう感じてる私が思い切り"日本人"ということになるかもしれないが。。
どの国の政治家も地球全体のことを考えると国とか関係ないんだから、もっと人間の"素"の感覚で議論して欲しいものだ。理想論だけど、平凡ないちサラリーマンがそう思うくらいなのだから、出来ないことはないと思うんだけど。そんなに難しいことであろうか。。まぁそうならんのが人間で、それがこの世の中で、誰が悪い訳でもなく、、それを受け止めコツコツやってくしかありゃしないんだな、きっと。
何もしなければ何も変わらない。