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夏休み pt.2 - 広島定期訪問の旅 エンジョイ編

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広島といえばカープ。今回で3回目の聖地”マツダスタジアム”、雨の中の観戦も1-0で敗れる。はぁ~、3度目の正直ならず、来年も来なければ!

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中心地を走る、路面電車。新旧の車両が入り交じって走っていて面白い。車の運転は難しそう。。

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この絶景、大崎上島から。波がほとんど無い瀬戸内に浮かぶ島々。多くの人を魅了してきたでしょうね。一望できる露天風呂や、もちろん海水浴(こんな海がほぼプライベートビーチ状態!)も満喫。

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ゆっくり島を離れていく、、何とも言えない淋しい気持ち。ByeBye。
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2011-08-31 22:38 : 日記/趣味 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

夏休み pt.1 - 広島定期訪問の旅 グルメ編

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やっぱり、広島といえばこれ。市内中心地にある"お好み村"内の「文ちゃん」。期待通りに美味い。

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大崎上島の「徳森食堂」。これを食すために島を訪れる人も居るらしい。素朴だけど最高に美味い。

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お風呂上りの甘夏スカッシュ!これも大崎上島産。すっきり美味い。

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広島は、つけ麺も有名らしい。空港にある、「つけ麺本舗 辛部」。辛美味い。

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締めは空港で購入し、機内で食す 「にしき堂 生もみじ饅頭」。もっちり美味い。

その他にも、島産ブルーベリーを生食・ジャム、島産レモンのシャーベット、瀬戸内の新鮮な魚のお刺身・煮付け、などなど満喫。恒例で、一年に一度の楽しみなのです。幸せなのです。いつもおじゃまする島内のお好み焼き屋さんが臨時休業で行けなかったのが残念。まぁ、また来年ね。贅沢贅沢。
2011-08-29 22:29 : 日記/趣味 : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

英語のできない人は仕事ができる / 小林 一郎


英語のできない人は仕事ができる英語のできない人は仕事ができる
(2010/03/20)
小林 一郎

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 タイトルは「英語のできない人は仕事ができる」とありますが、実際のところ「英語ができることの前に、コミュニケーションにはもっと重要なことがありますよ。自分の持っている素養を向上させましょう。英語は単なるツールです。」というメッセージと受け取れました。
 
 外国人と話をする際に、『いちいち謝らない』とか『もっと厚かましくなっていい』など、ポイントとなる心構えの解説があります。これは英語に限ったことではなく、外国人と話しをするときには共通だと思うので、より広いアドバイスとなります。さらに、『最初に自分を印象づける』や『洞察力で本質に迫る』は外国人だろうが、日本人だろうが関係なく、コミュニケーションの際に有効ですね。なので、”英語ができない”という視野の狭いことにこだわらずに読んだ方が色々と吸収できるような気がします。

 結局コミュニケーションは人と人が対面しますので、単なる"英語”という枠では収まりません。その人の思想や民族、文化までに及びます。それは、『私が考える国際人とはコスモポリタンです。国籍・民族などにこだわらず、全世界の人々を自分の同胞ととらえる考え方の人。』という部分からも明らかです。自分の文化や思想を伝えられ、また相手のそれを許容することが、言語を司ることよりも重要だということを行っておられるような気がします。

 著者は海外赴任もされていたので、経験談として、英語ができる人よりできない人の方がビジネス的に優れていた場面の紹介もあります。これを読む限りだと、「仕事は相手のことを考えて行動する」ことが"仕事ができる"ことの条件で、英語の出来不出来は二の次の要素だということです。

 読んでいて途中から面白くなってきたのは、著者の元コンサルタントとしての見解が出始めたからです。正直、外国人の感性や受け取り方の具体的なことを学べると思って購入したのですが、それに適合する本ではないな・・ということが分かったので、ビジネスシーンで役立つ内容を期待していた面もありました。新しく知ったこと、確認できたことを3つ上げますと、以下になります。

・アサーティブコミュニケーション=受動的でもなく攻撃的でもなく、自分も相手も大切にした、誠実で率直で対等なコミュニケーションの方法論。リーダーにも求められますが、部下が上司に対して発揮するフォロワーシップにおいても、重視すべき。

・言葉を重ねて論理を積み上げたり、綿密に定義を詰めて行ったりすると、相手は必然的に追い込まれてしまうものです。それよりも、もっと人間性を出しあった情実的な会話を大切にすべきだと思います。

・人の能力は、環境が作り上げていく、という側面があります。組織がどのように仕事を割り振り、どのような権限を与えるかで、個人の能力をもっと引き出すことができます。起承転結をすべて一人でやりきらせる形で業務をアサインすることが大切です。与えられた側の仕事に対する使命感や責任感の醸成の仕方はまったく違う。

 本のタイトルからは想像つかない内容ですね(笑)。でも、私はこの内容がなかったら、不満に思っていたでしょう。良かった良かった◎。
2011-08-26 09:11 : 読書感想/書評-IT&ビジネス : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

子どもの心のコーチング / 菅原 裕子


子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
(2007/10)
菅原 裕子

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 あ~、なるほど、子育てもコーチングなんだ!と。今までビジネス面でのコーチングしか意識しなかったけど、もちろん子育てにも有効ですね。というか人間すべてに有効なのが認識できました。そしていかに自分の都合で子どもとの接し方を決め、コントロールしてしまっているのかという痛い面も認識できました。反省。

 この本でも書いてあるのは、「完璧なこどもも完璧な親もいない。子どもの可能性を信じ、苦痛や悲しみを受容しサポートする」ということが大事なのだと。ヘルプ(何でもかんでも助ける、買い与える)は良くないことはわかっているけど、さらに何か指示、指摘したい時も、我慢をしなかったりルールを守れなかったらこうなってしまうのだ、ということを認識させる機会だと思って、わざと見放すことも大事だと。原因と結果の法則ですね。子どもだって、自ら悟り、変えていく力を持っています。そうすることで自立していくのですね。可哀想な場面も、「どうしたの?」ではなく、子どもの言ったことを反復し、まずこちらが分かっていることを認識してもらうのが必要。そして解決策を提示するのではなく、思いつかせるように導きだしてあげるようにサポートする。なかなかパッとその場面でできるかというと、意識してないと難しい。でも出来ます!

 新たな注意点として気付かされたのは、褒めることも時には良くないということ。何かというと、褒められるために、その行為を繰り返すようになる。褒めるのではなく、こちらの感謝や助かったという気持ちを伝えれば、自分の存在意義を高め、自ずと繰り返すようになると。納得です。気持ちを伝えるということでは、親の非や怒りも、なぜそのような感情に至ったか素直に話すことで、子どもは心を開いて近づいてきてくれるとあります。これも親子に限られたことではない当たり前のことですね。
 
 子どもへの虐待や、子どものころ虐待されていた親への対応にも触れております。なぜそのような行為に至ってしまうのか。不幸にも教えてくれる人がいなかったり、自分が育った環境によりそのような感受性になってしまったという、その人が悪いわけではないというスタンス。読んでいて責められる雰囲気はなく、優しいです。でも手厳しく、人のせいにしても改善されないのだから、自分が変わるしかない!ということをアドバイスされています。このメリハリもいいですね。正直、こんなに上手くいくほど単純でない、と思わないこともないのですが(単純かどうかを問いている本ではないので意味のない感想で恐縮です・・)、とはいえ、とても良い本に出会えました。早速、妻と共有します。


 蛇足ですが、以下のような明記があります。

『親がコーチとしての役割を認識するときです。
あなたは「子どもができる」ことを知っていますか?
「子ども自身はもっとよくなりたいと思っている」ことを知っていますか?
できるのはそのサポートです。』

 これを、"親"を"上司"に、"子ども"を"部下"に置き換えてみると、正にビジネスシーンの組織でのアドバイスにもなるかと思います。もっとも部下の実力を見計らう必要はありますが、少し高い目標を持たして上記のスタンスで見守れば、部下は伸びるでしょう。あなたより優秀な部下もいるはず(将来の上司を育てられたら、それはそれでいいこと)。
2011-08-22 23:15 : 読書感想/書評 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

国内製造業に見る、自分の価値

 ここ数年、日本の製造業の空洞化が叫ばれています。最近の増税の話や円高、少子高齢化などの影響もあり、増々加速されるという記事をよく見ます。日本は技術力やコーディネーション力、R&Dをより強化して、ブランド力を高める必要がある、、と人ごとのように認識しています。

 さて、これを産業という面だけで捉えていいのでしょうか。産業の危機は、産業に関わる個人の危機でもあるのですが、その産業の危機とは別に、しかし同様に、正に個人その人自身の危機が迫っています。(そういえば、たまたまこのタイミングで、「人材のコモディティ化」という言葉を知った。なるほど的を得ている。)

・あなたの仕事は、海外でのオフシェア、アウトソースに取って代わるような内容ではないか
・単価の安い優秀な外国人従業員より、効果的に仕事ができているか
・M&Aで突然、所属会社が代わったら、リストアされないか、もしくは大幅な減給されないか
・やろうと思えば経営判断まで出来てしまう"IT"を導入したら、自分の仕事は要らないのではないか
・いづれかの理由で職を無くした場合、もしくは大幅減給があった場合に、転職できるのか(空いているポストはそうそう無いだろう)
・大震災がもう一度襲って、日本経済が麻痺しても、職を失わないか

 これは切実です。あと2,30年働かなくてはいけない世代は特に。気が重いわ。仮に大手企業だからといって、公務員だからといって安泰だという考えはもはや幻想で、痛い目にあうと思う。このままの状況が続くわけがない。痛い目に合わないために、今、選択を迫られているような圧迫感はあります。主にサラリーマンとしての選択は2極化しているような気にさえなる。

①業務フローの中の1つのパーツとしてそれなりに頑張る。
 家庭と一緒に過ごす時間を増やしたりや個人の趣味を充実できるかも知れない。ただ仕事での満足度はどうか、収入も上がることはそうそう期待できない。マイホームに子どもの学費・・心配です。

②独自の能力を身につけるか、総合力を圧倒的に伸ばすかで、ユニークな存在になる。
 仕事の満足度は高く、収入も維持/向上できるかも知れない。しかし相当な努力を継続する覚悟が必要。多少、家庭や趣味が犠牲になるかも知れない。

 でなければ、起業するか一次産業に転身するか。ヒモになるか(これいいな!)、パラサイトになるか、原発問題もあることだし国外逃亡するか。選択の道があるだけマシ。今、一般的な中間管理職以上は②でしょうね。仕事や生活のレベルを下げられる人は少ないでしょうから①は無理でしょう。他の選択肢もリスクを考えると、選択する人は少ないでしょう(ここでは触れないとするが、目指すのも一手!)。②でも、長期に保証されるというわけではないけど、それしか道がない。信じるしかない、「自分は何とかする!」と。

 高度成長期は、束になって国/産業を発展させ、終身雇用と年功序列で不安も少なく安定した世の中だったのでしょう。その安定がなくなると、不安が蔓延し殺伐としてくる。ある意味、高度成長期の状況は社会主義的。もうその頃に戻ることはない。この停滞している経済/産業、国家を見るにつけ、もう個人のパワーを解き放つ必要があるのではないか。皆でウダウダやってても何も進まないし、進んだとしても、効かないパンチのような対策に落ち着いてしまう妥協の塊。

 であれば、異彩を放つ者や、根気強くやり抜く者を抽出し任せる。多少の不具合があろうが(独裁はいかんが、そのような人には任せない)、今のように進まないよりはいい。人間性と政策がぶれてない人が選ばれ、周囲の監視があれば、大きく道を逸れない。個人のパワーを解き放つ時。そのような人たちを邪魔しないような仕組みやサポートが必要。これが上司や幹部の役目。

 個人のパワー、そう自分自身のパワー。いつ活用されてもいいように、活用してもらえるように、活用中ならさらなる高みを目指せるように、日頃から危機感を持って力をつけて行かないと、何でも経験していかないといけない。もうこの状況で、危機感を抱かずに生きること自体無理。諦めて、受け入れていくしかない。それが当たり前になれば、意外と引き締まって心地いいかも知れない。

#いったい何がいいたいのか分からない・・コレが現状という認識。
 
2011-08-20 23:30 : 考え事 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

社長が知らない 秘密の仕組み / 橋本 陽輔


社長が知らない 秘密の仕組み 業種・商品関係なし! 絶対に結果が出る「黄金の法則」社長が知らない 秘密の仕組み 業種・商品関係なし! 絶対に結果が出る「黄金の法則」
(2008/10/22)
橋本 陽輔

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 健康食品の通販で有名な、株式会社やずやの大番頭の方が編み出したマーケティング手法を紹介する内容。その手法に目をつけたマーケッター(著者)が、理論、実践、効果を解説しています。長年、培った企業機密のノウハウを、こうやって他人に出版させてしまう・・、器が大きい。しかもその手法は、経済学者がパブリッシュするものに引けを取りません。

 その手法は、CPM(Customer Portfolio Mamagement)と呼ばれるものです。著名なPPM(Product Portfolio Management)は、各製品を市場占有率と成長性で分類し戦略を決める手法ですが、これをヒントに顧客を購入金額と顧客であった期間、さらに現役か離脱しているかの3次元で分類し戦略を決める手法です。なるほど、上手い。

 分類は5つ、初回客→よちよち客→コツコツ客→優良客、流行客で、それぞれに現役か離脱しているかを区別します(なので計10)。重要なポイントは、「いかにお客様のままで留まってもらうか(顧客の維持)。」ということです。ですので、あながち新規顧客(初回客)を増やすことに重きを置きがちですが、ここでは初回客→よちよち客への推移率を上げることや、離脱客を復帰させることを重視します。その根拠や実践のための詳細なノウハウも漏れ無く解説。図表もカラーで載せているなど、非常に分かりやすいです。

 手法の紹介がメインテーマですのが、もちろん、やずやの企業文化、経営方針にも触れておられます。お客様に喜ばれることを、社員が自ら推進して実行している様子が分かります。そんな背景が、このような手法を生み出す背景にあるのでしょう。例示を取り上げてみますと、

・『まずは、「よいところを認識し、それをさらに向上させる応報を実行する」ことが先決です。よいところを伸ばすことは、すぐにとりつかれ、なおかつやっているスタッフも楽しいので結果も出やすいのです。もちろん、スタッフをほめることが、最大のモチベーションアップにつながります。』
・『売ることは考えなくてもいい。お客様を喜ばせることだけを考えて下さい。』

 とあります。このような例は、経営トップの強い意思の実践でもあります。会社のトップが会社の夢やあるべき姿をを示し、社員のモチベーションを向上させていく必要があります。それができなければ、ただの放任主義とまで明記しています。具体的にも『目標設定はちょっと背伸びしたくらいが丁度いい。達成できない目標はモチベーションを下げるだけ。』や『経営方針を何度も読みこなし、時には書き写して、無意識に行動できるくらい徹底的に反復することで、自然と経営方針に一致したアイディアや対応を、現場が好きに動ける』といったことに目を配っています。そんな社内は、

・全員がお客様からの電話を同品質で対応できる!
・皆がいきいきとしている!
・社内保育室で赤ちゃんが泣いたら、スタッフ全員が交代で面倒をみる!

 のだそうです。本当に素晴らしいですね。多くの企業が参考にし、多くの企業が実践し、多くの人が楽しく仕事が出来る環境が整ってほしいと切望してしまいます。

 
2011-08-18 00:00 : 読書感想/書評-IT&ビジネス : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

働く君に贈る25の言葉 / 佐々木 常夫


働く君に贈る25の言葉働く君に贈る25の言葉
(2010/10/21)
佐々木 常夫

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 著者の経験を踏まえ、タイトル通り、サラリーマンに対しての25のアドバイスを、手紙形式が現した内容。手紙の相手は入社したての甥にあてたものというセッティング。甥の愚痴や不満、葛藤にも温かい眼差しで応えていきます。

 目の前の仕事に真剣になる、失敗を生かせ、書くと覚える、「思い込み」に注意、すぐにやらずにまず考える、上司を活かす、リーダーは周囲を元気にする人、などなど特に目新しさや奇抜さはありません。ちょっとインパクトに欠ける感は否めませんが、よい復習となり強化となりますし、著者という存在を知ること、そこから感じることが収穫となります。

 自分の母親をすごく尊敬されており、その母親の教え(教育)に非常に影響を受けておられます。そのもっともたるものが、思想の中心にあると感じられますので、そのまま紹介します。

 『運命を引き受け、人を愛しなさい。それが、自分を大切にすることです。』

 随分と理不尽なご苦労を伴った母上様が発した言葉だからこそ、ものすごい重み。ご自身が窮地に追い込まれても、この言葉が救ってくれたことがよく分かります。でも辛いものは辛いですよね・・・。基本的には強いお方なのだと思います。

 著者は、東レの社長さん。奥様が、肝臓病を患い、うつ病も併発、さらには自殺未遂までされ(今はお元気)、大変ご苦労された経験をお持ちの方です。その看病で時間がない中でも、最大限に仕事の効率化をされてきた取り組みのなかからのアドバイスですから、説得力があります。そして人の痛みを分かるが故の優しさも感じられます。大学教授やコンサルタントが書く内容とは、ひと味違いますね。
2011-08-15 19:31 : 読書感想/書評-IT&ビジネス : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

ストーリーメーカー / 大塚 英志


ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)
(2008/10/09)
大塚 英志

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 「どんな物語も、ある決まった構造があるのだ」ということを解説した内容。「行って、帰る」という基本中の基本の土台に、いくつものパーツでストーリーが組み立てられている。このパーツをどういう内容に仕立てていくか?に繋がる質問に答えていくと、何と物語ができてしまう!ということまで示してくれている。

 こういった理論は、著者が初めて考えているわけではなく、ロシアを起源とした歴史があり、それもきちんと追っています。日本にもそのようなことを意識している作家がおり(村上春樹はその一人!?)、その中で故人一人を取り上げて、話の途中で終わっている遺作の、残りの部分の内容をこの理論を使って予測している。

 著者は漫画家であり、ロールプレイングゲームにも関わっていたということで、この理論を扱っている理由に納得。この方の立場が明確に示された一文を引用したいと思う。

『「物語の構造」から物語を創造する、という行為は、自分の固有性の発露として「表現」を試みたいという人々には、生理的に受け入れがたいものだと思います。ぼくは個人的には作り手の自意識がただ投げ出されただけの「自己表現」に、ほとんど意味を見出せません。その種のアートや文学にありがちな「自意識」は、「物語の構造」によってバイアスをかけられ、鋳型にはめ込まれ、ようやく人様にお見せできるものになる』

 なるほど、そうなのかも知れない・・と思う反面、やはりなんか人間の個性や芸術面はそうじゃない、という思いもあるのが正直なところ。まぁどっちでもいいのですが・・・。

 水戸黄門や仮面ライダー、ウルトラマンは分かりやすいけど、確かにどのドラマや映画も似かよったパターンがあることくらいは皆感じていること。それを、ちゃんと理論として考えている人がいるのが、新鮮に感じた。確かにふと、「なぜ、これまで似通ったものばかりなのか。必然的にそのようになる構造的根拠があるのではないか」と思い立つと、止まらなくなり学問的に研究しようという気になるのは分かるような気がしますね。「スターウォーズ」や「崖の上のポニョ」などの映画が例示でよく出てくるので、本を読む方は事前に見たほうがより分かりやすいかと思う。私は一切見たことがなく、そこの部分は想像に頼るしかなかった・・。ただ、こういう理論があるということだけを知りたかった私には、”理屈っぽさ”が読むのに苦労した部分ではあったが、なかなか楽しかった。

2011-08-12 21:56 : 読書感想/書評 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

間違いだらけの地震対策 / 目黒 公郎


間違いだらけの地震対策間違いだらけの地震対策
(2007/10)
目黒 公郎

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 阪神大震災の被災関連のデータ分析結果をもとに、地震対策で何が重要かを現在取られている対策と照らし合わせて解説していきます。タイトルでいう「間違いだらけの」とは、読者本人への問い掛けと思いきや、"現在の様々な対策"に対してかかります。確かに読み終わると、新たな発見が多く、今の対策は間違っているな・・と、納得。そして、自分自身の認識の甘さも反省。分かっていそうで、分からないことが多い、と気づく。

 地震対策は、地震前に被害防ぐためのもの、地震後の被害拡大を抑えるためのもの、そして復興に分かれます。その中で、命を守るためにもやはり地震前の対策が重要と解きます。確かに、それは地震後のこと(例えば、避難所の備蓄)を念入りに考えても、命を落としては無駄になります。軽視して良い対策があるわけではありませんが、バランスをとりつつ、優先順位をしっかり持たなくてはいけない、と認識。

私自身がこの本から学んだポイントは2つ。
1)何はともあれ建物の倒壊を防げ!
直接、間接の死亡原因 8割を閉める圧死は、建物が壊れなければ相当防げます。そして火災による死亡(阪神大震災では火災で亡くなった方が多いと言われているが、全くそうではない)も、家が壊れて逃げられないとか、瓦礫で道路が塞がれて防火活動が出来ない、などを考えると、やはり建物が壊れないようにすることは重要です。今回の震災は津波なので、立地を考慮しなくてはいけませんね。
著者のデータ分析により、非常に納得感が得られます。やはり被災後の調査は大変だとは思うけど、その時のデータ取りって、後々役立てるためにもの凄く大事だなぁ。

2)被災時のイメージができないと、本当の対策はできない!
例えば、困難な場所から逃げることを考えて下さい。パッと考えると、イメージしている自分は両手を使って瓦礫を避けていますが、もしかしたら両手が使えないほどケガをしているかも知れません。そんなイメージです。実際体験しないと分からないところを、ひたすら考えよう、と。”想定外”がなくなるように・・・。


今は正に日本全体が地震の活動期。この本は4年前に出版されていますが、既に活動期であることに警鐘を鳴らしています。備えあれば憂いなし。気の抜けない数年が続きます。
2011-08-05 23:54 : 読書感想/書評 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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