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山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた / 山中 伸弥

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
(2012/10/11)
山中 伸弥、緑 慎也 他

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 ノーベル賞受賞し日本に明るいニュースを提供してくれた山中さん。今や聞いたことない方はいないのではないかというiPS細胞。おそらく世界で認知度が一番高い国なのではないだろうか。お人柄も評価されている中、どんな方なのだろうとこの本を手に取りました。

 山中さんの生い立ちから研修医時代、研究職時代の半生を何とも実直で柔らかい口調で描かれておられ、とても分かり易く読みやすかったです。もちろんiPS細胞の説明についても、一般人でも理解できるように、簡単にイメージできる例示を用いて説明してくれているので、分かった気になれます(それほど簡単なものではないのでしょうが)。一見真面目で難しそうに見えますが、そこは関西人、ユーモアも散りばめられています。iPS細胞の命名ピソードもしかりです。

 何はともあれ、様々な教訓や知見を得られ非常に勉強になりました。

①iPS細胞の何が画期的なのか、と広大に広がる可能性
(倫理的に問題のない方法で、多様に変化する細胞を簡単に大量に作成できる!そして利用方法もたくさんの可能性がある。利用方法を考え、プレゼンする能力も必要なのですね)

②研究はスピードと粘りと予算が必要な厳しい世界
(ものすごい長期スパンで計画を立てつつ、目先で結果も出さなければいけない。本当に1秒を争う競争。)

③失敗や苦労から得られるものが大きい
(失敗や苦労が本当に多い。でもそれには意味がある!だから、それをどう捉えて次に繋げるかが重要)

④人には得手/不得手があり、可能性も無限に広がっている
(この山中さんが研修医時代「じゃまなか」と呼ばれていたなんて・・。でも今の山中さんの状況は、自分で切り開いたものだと分かります)

 これらは、医療の世界だけではなく、汎用的に言えることです。また、本の中で見えてくるお人柄が、ニュース等で伝えられるそれをより実感してきます。奢りが全くないですし、感謝の言葉がとても多いです。素晴らしい方ですね、大好きになりました。今は既に利用に向けて世界でスピードの競争が激化しているといいます。日本には山中さんがいる、何と勇気を与えてくれるでしょうか。これからも何かやってくれるでしょう、確信しました。応援してます!
2013-03-11 01:51 : 読書感想/書評 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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