転石苔むさず・・転がり続けよう!

いちサラリーマンの頑張る日常。13年勤めた会社をある志しを持って転職したらヒドい会社に。そして今3社目で頑張ってます。音楽(大人なオススメの洋楽)、書評(主にIT、ビジネスに役立つ本、オススメの本)、家づくり(自然素材の実例満載)、も時々書いてます・・

「わかる」ことは「かわる」こと「わかる」ことは「かわる」こと
(2004/12/11)
養老 孟司、佐治 晴夫 他

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医学博士の養老さんと理学博士の佐治さんの両売れっ子作家(?)の対談。内容は多岐にわたっていて、宇宙/言葉/生物/意識/言葉/教育/男女のこと等々。そのせいで、中々 的を絞った感想が書けないなぁ・・。

まず、感じたことは、二人とも"宇宙"を感じていることだ。そして"自然"ということをも。。誰にも分らない"人間の存在"に繋がることを(そこまで直接的ではないけど)、堂々とした語り口調で語っている。考え抜いて、常に感じている証拠だろう。

色々と考えさせられることが多かった。宇宙はうまくできていて、一見ランダムでも何かしら規則的/効果的な法則に従っており、それが美しいということ。だから人間もそのように出来ているんだなと感じる。自然があればそれを観察することはとても良い教育だなとも。

「人間は社会生活をする為に脳が大きい。脳が大きいからこんな社会を作れた」

「子供の大脳皮質が空いているのは、その社会での伝統文化をいれる為。それを入れて行くのが基本的な教育」

「人間の意識は"同じ"という機能を持つ事によって非常に強くなった(例えば朝起きて同じ自分と思うことのように)」

「対極のものは同時にあり、それを総合的に考えないとコミュニケーションは出来ない(善と悪、光と影)」

上記はちょっとかいつまんで概要を書いたものだが、これだけで一見なんだと思っても深く面白そうな本だと思いますよね。

同じことを理解し、平等であることを理解し、伝統を理解することで、本当のアイデンティティが芽生えるのだなぁと感じます。「人間は外枠からできてくる。本当の自分って始めから置いてあるものではない」と。。それを始めから個性個性といっている教育は・・・。
抽象的に言うだけでなく、具体的に例示してくれたりします。教育のところで、妙に納得したのがありました。「本質を学ぶ/感じる」ということの大切さと、「違っていて当然。でも結局平等なんだ」(これは男女のことでも言えます)ということ。

・マイナスとマイナスを掛けるとなぜプラスになるのか?ということを、名古屋を起点に上り方向/下り方向をプラス/マイナスにして、速度x時間=距離で説明しています。下り方面に進む電車(マイナス)が名古屋駅を出発する1時間前(マイナス)にどこにいるかというと、名古屋から東京側(プラス)に居るわけですね!


・運動会の競争で順位をつけないこと(平等にする)についてバカな話だと。後ろから虎が追いかけてきたらビリが食われるけど、ゴールで虎が待ってたらトップが食われる!状況によって有利不利があり、根本とは何も関係ない。それが本来の平等。

この手の例えをパッと言えるところも能力ある人の特徴ですよね。伝えるのがウマイ。
その他にも、彼らの専門である(?) 聴覚、視覚の不思議にも言及していて、興味がつきません。ただこの手の対談でいつも思うことは、"分る人"は通じ合う ということと 逆にその通じ合いが物足りなさを感じないでもない(もっと議論になって深くつっこみ合いを聞きたいとも思う)ということですね。

なんか長くなっちゃったなぁ。こういうの自分だったら見た瞬間に読まないなぁと思いつつ、まぁ自分が後から思い出しながら読むのも目的なので、気にしないことにしよう。

いや〜、面白いから軽く読めたけど、中身はすごく濃かったー。良かった良かった。
お二人の本は読んだことが無いので、いつか読んで見ようと思う。


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そしてタイトルにもなっている、最も印象に残る部分をそのまま転記しようと思います。

佐治さん
「宇宙のことを知るということは、宇宙のことをあなたが勉強して知ることによって、あたなの人生がどう変わったかということをもって、知る、ということなのです。〜 だから僕は"わかる"ということは"わ"と"か"を入れ替えて"かわる"ということだと思っています」

養老さん
「変わらないけど頭に入っているものを、ただの"知識"というんです。〜 もっと言えば、ただの知識じゃないものは、自分の仮名に入ったときに自分の行動を変えるということです。それはむしろ現実と僕は呼ぶ。もはや知識ではなくなって、その人に撮っての現実に変換しているということです。」

佐治さん
「いままでの教育というのは、知識の量がどれだけ多いか、イコール学力だったわけでしょう。でも本当は、自分は学ぶ前に知識の体系を持っていますよね。学ぶということは、その中に新しい知識を入れて、それをうまくシステムの中に組み込むということです。言い方を換えれば、新しいパラダイムをつくるということが、学んで理解すること。それをさせるのが教育だと思うんですよ。」
コメント

運動会の競争の話に唸った。
いいねぇ、佐治さんと養老さんの本なんてあるんだー。
これは私も是非読みたいので早速手配します。
この二人が言うからには恐らくとても理解し易く書いてあるのだろうなぁと推測できます。

koroちゃん、いい物見つけてくれてありがとう。
2008/04/30(水) 22:28:47 | URL | AKKO #-[ 編集]
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